白熱するセリエAでのある出来事
「うおおおおおおおお、くりばりいいいいい」
サッカー、イタリアセリエA(日本のJ1にあたる存在)首位攻防戦となった、首位ユベントス対2位ナポリの対決は、試合終了間際のナポリ・クリバリィ(セネガル代表)のヘディングシュートが決まり、アウェーのナポリが勝利。
これにより、残り4試合を残して勝ち点1差に縮めたナポリはサポーターも街も狂喜乱舞だったようです。
優勝できれば、28年ぶり。伝説の選手であるマラドーナ(元アルゼンチン代表)が主将していた時以来なので、まあそりゃ嬉しいどころの話ではないでしょうね。
ただでさえ、ここ数年はユベントスが優勝し続ける1強リーグだったので、(悪い意味でなく)退屈しのぎには良すぎる今期のセリエA。
そうでなくとも今年は、バルセロナ・マンチェスターシティ・バイエルンミュンヘン・パリサンジェルマンとイタリア以外の5大リーグ(スペイン・イングランド・ドイツ・フランス)はダントツ優勝で面白みに欠けるので、尚更この終盤までの熱戦は、いちサッカーファンとしてはありがたい限り。
で、こんなこといいたかったわけではなく、今週のセリエAでちょっとした出来事が話題になっていて
写真のお方は、インテル率いるスパレッティ監督。左目の下に、赤いチークが入っています。
CNNでも伝えられていますが、イタリアの人権団体とサッカー協会がキャンペーンとして、「女性への暴力にレッドカードを」(#unrossoallaviolenza)を打ち出し、その表明として赤いチークを塗っていました。
こういうキャンペーン、プロスポーツ選手が行うことは一つの広告にもなりますし、やはりハッシュタグを使うことで、SNS上での拡散にも繋がりやすい。そういう意味で、国内外でちょっとした話題になっているようです。
そしてこういうきっかけを介して、「なぜ暴力がいけないのか」「自分が暴力されたらどういう気持ちになるのか」「暴力を受けた相手の気持ちはどんなものか」といった、内発的な動機から暴力に対する考えを変えていき、被害者減少へ繋げることができる社会をつくっていかないとですね。
というわけで、平日夜遅くにご拝読ありがとうございました。
今矢